昔歳:後書き
昔歳、ようやく完結しました。今まで作り上げた作品の中で一番、書き難い作品でした。
時間が経って読み返してみると、修正したい箇所が大量に見つかったので、加筆修正する事に決めました。
吾妻の科白で「それでこそ、ウチの狂犬や」と云うのが有ったのですが、消しました。
吾妻は狂犬より、凶犬と思っていればいいなと考えたので。

猛は結局、凪と最後まで出来無いまま、樋口に取られてしまいます(笑)
大事に育てていた鳥が自分の手元から離れて行ってしまったので、『鳥籠』の猛は焦りと嫉妬で更に壊れてしまったようです。

後程、吾妻が出て来る短編を掲載します。
かなり短い作品ですが、そちらの方も少しでもお楽しみ頂ければ、幸いです。
拙い小説にも関わらず最後までお読み下さり、本当に有り難う御座いました。

2006.09.30 葦原



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